当院の乳がん検診では、視診、触診、超音波検査を行います(対象年齢によって異なります)。なお当院は、仙台市が実施する乳がん検診の登録医療機関です。
仙台市乳がん検診一次検診の受診を希望される方は、仙台市に事前申し込みの上、発行された受診券及び受診券に記載されている「受診時に持っていくもの」を必ずご持参ください。
対象年齢 | 検診内容 | 仙台市国保 | |
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加入者以外 | 加入者 | ||
30歳~39歳 | 乳がん検診 (超音波) |
2,000円 | 2,000円 |
40歳~64歳 | 乳がん検診 (マンモグラフィ) |
1,400円 | 無料 |
視診では医師が被検者の方の乳房全体を見ることで、乳房の形、皮膚、乳頭などの異常を確認します。触診では、乳房に手を触れて、乳がんの特徴であるしこりの有無などを確認します。
超音波検査は、30代以下の方に有効とされる検査です。乳房に向けて超音波を発信し、その反射波(エコー)を受信することで、乳腺の状態を画像で確認できます。
乳房の状態はホルモンの状態によって、大きく変化するため、乳房超音波検査を受ける際は、生理前を避け、生理後1週間から2週間の間で検査を受けていただくのが適正とされています。
乳房にしこりが見つかった際、その中身を調べる検査(細胞診、組織診)を行うこともあります。X線撮影とは異なり、被爆のリスクもないため、妊娠中の検査も可能です。
ただし、同検査は乳がんの石灰化を映し出すことを得意としないため、石灰化病変を疑った場合にはマンモグラフィによる検査を行います。
マンモグラフィはX線を使用する検査ですが、放射線の量はごくわずかです。検査の際は検査台に乳房を乗せ、乳房を挟みながら圧迫し、上下左右からX線撮影をしていきます。挟まれている部分に痛みが伴うことが多く、特に月経前は乳房が張るため、痛みが苦手な方は要注意です。
マンモグラフィによって写し出される白い影や非常に細かい石灰化像により、触診だけでは見つけにくい早期のがんを発見することができるほか、腫瘍が良性か悪性かをある程度判別する際にも有効です。なお、同検査は40歳を過ぎた方に有効とされる検診方法です。